グランフォンド福井２００８後編

スタッフの方々に励まされながら何とか峠を越えて

朝方通った敦賀のまちの中に戻ってきました。

補給所まで後３キロの看板発見、普通に走っている３キロは短いんですが

距離を意識して走ると距離の感覚が当社比１．５倍になる気がする（笑）

程なく第二補給所到着

ここでもARA!ちゃんが見当たらない

えー、まさかと思いつつウロウロしていると公園の端のほうで撮影に

勤しんでおられました（笑）

此処でこの後ずーっと上りだと聞かされる

判ってはいるんだが、あらためて聞くと凹みますねー。

しかし、この頃私たちの知らないところでは大いなる悲劇が起こっていました

なんとナベちゃんの自転車もパンク、更に私達は先行していたので

一人での修理。（本当すまんかったねナベちゃん）

そんなことは露知らず、調子に乗ってきた私達は

心配するお兄ちゃんを残して出発！！

ゴールへの道をひた走るのでした。

出発してすぐにARA!ちゃんとは信号でお別れになってしまい

そこからゴールまでもくもくと寡黙に走ることになりました

まあずっと上りで、話も出来る状態ではありませんでしたが（笑）

（水をかけてくれていたおねえさんにも無言でいらないのジェスチャー）

最初の内は勾配もゆるく快調に走っていましたが

徐々にきつくなり。残り５キロの看板からはかなりの勾配でした。

何処までも続く坂を見てると気持ちが負けるので

俯いてゆっくりゆっくり進みました。

足も限界が来て、もう歩こうと思ったその時に

「後２００mでくだりやで」と声をかけてくれる人が

勇気の無い私はそれで自転車を降りるタイミングを逸してしまい（笑）

無事、トンネルに突入。

トンネルに入ったときも「あー楽っ、そして涼しー」と、思うだけで

ギアをチェンジすることも忘れてのんびり走っていました。

はたと我に返り、スピードを上げると一気に最後の難関へ！

坂を上りかけた瞬間、頭の中で「無理！！」の言葉が。

ここまで頑張って歩かずにやってきましたが

この坂はあかんやろ、無理しても絶対こけると思い

あっさり、自転車を降り歩き出しました。

しかしこの坂は歩いて上るのも結構きつい坂で

前を走っていた方々も、バタバタとあきらめる。

押している自転車も今まで感じたことが無いぐらいに重く感じられました。

すると隣で歩いていた女の子が

「あきらめても仕方ありませんよね」

と話しかけてきてくれました。

「しかたない、しかたない、と言うよりあきらめて当然やろ」

と、暫し越前市から来たと言う彼女とおしゃべり

坂を半分ぐらい来た所で、頂上が見えた！

多分この辺り。

前を走っている人たちが坂をジグザグ走行しているのを見て

その走りなら俺に任せろと言う感じで、残りを自転車で走破

１１時３５分に無事ゴールをくぐりました。

７時半ぐらいの出発で約４時間。

のんびりと走った割にはまあまあの時間ではなかったでしょうか。

その後。温泉に入り、美味しいものを食べて幸せでしたが、やはり

良い天気の日のサイクリングは最高に気持ちがいいですねー。

上から帰ってくる人たちを見ながら、また走りたくなってきました。

　

以上です